週刊文春4月14日号に掲載された記事「震災に強い町、引っ越してはいけない町」に、稲毛区が液状化の危険がある地域として書かれた件について、複数の市民の方から、ご相談・ご意見をいただきました。
記事内容については、千葉県消防地震防災課が示したと言うよりも、文春の編集部の判断で書いているものだと思います。千葉県内の液状化を示す元のデータは、千葉県が発行している液状化マップ(文書館にて有料で購入可能)ではないかと推測しております。このマップは、千葉県周辺の3地点において地震が発生した時を想定して、液状化発生の危険度を示しています。内容を確認しましたが、千葉市稲毛区が他の地域と比較して特に抜きん出て液状化発生の危険度を示すものはありません。ましてや「稲毛区は引っ越ししてはいけない町」だと、判断できるデータとするには、裏付け不足だと思います。
また、この液状化マップは、地震の発生地点を決めているので、震源地から遠くなると、当然ながら液状化への影響が小さくなっています。実際に、今回の東日本大震災で、液状化被害が発生した香取市は、このマップでは、危険度が高いように示されていません。県内の各地域に同様の力が加わったときの液状化の可能性について、検証する必要性を感じています。この点について、千葉県へ要請していきたいと考えています。
いずれにしましても、こうした書かれ方をするのは、街のイメージダウンに違いなく、正しい情報を発信して稲毛の信頼挽回を図って行くことを、稲毛選出の市議会議員や熊谷市長と協議していきたいと思います。